TOMSの靴 靴とお金と社会貢献
近所の店でTOMSの靴を買った。
キャンバス地で軽く、インソールもアーチの部分に工夫があり歩きやすい。
ここの靴を一足買うと海外の靴のない子供たちに靴が一足プレゼントされる仕組みになっている。One for Oneというこのコンセプトはシンプルで力がある。なぜ靴なのか、ファウンダーのブレイク・マイコスキーはどんな人なのか、TOMって誰なのかなどかこちらを見てもらえればわかるのでここでは省略する。
最近、お金の使い方について考えるようになった。チェーン店よりは好きな個人商店をできるだけ利用するし、本を買う時もAmazonより書店を使う。自分が続いてほしいと思う所にお金を使うことでそれをサポートしていかないと無くなった時に後悔するからだ。自分にとっては単なる消費も、それが誰かの生活やビジョンを支えている。お金を使うというのは他者を応援することでもあるのだ。
そんな所から、お金を使わずには生きていけないのだからせっかくなら世の中をちょっとでも良くすることにつながる使い方をしたいということを考えはじめた。あるいは自分の望まない世界につながることには使わないようにと。
One for Oneについては靴がないことが問題なのではなく、それを買えない貧困が問題だという考えもあるだろう。実際、多くの活動団体は貧困地域の経済的自立を主に活動している。だが、貧困の問題は短期間では解決しない。そこに靴がない子供がいて、靴をあげたいと考えた人がいた。そういう気持ちを誰かが持っている世界、それは続いてほしいと思う。