風呂上がりのカプト・メデューサ(T. caput-medusae after bathing)
チランジア・カプトメデューサをソーキングの後、風にあてて乾かしている。
チランジアはたくさんの種類があるが、大体、熱帯の森林地帯などで樹木などに張り付いて暮らしている。といっても寄生しているわけではなく、根はほとんど発達していない。ただ申し訳なさげに宿を借りているだけだ。根から栄養をとらないかわりに、夜になると気坑を開き、濃密な霧から水分を吸収して成長する。土がいらない所からエアプランツなどとも呼ばれている。
日本で育てる場合は水やりは霧吹きを使うか、夜のうちに水にすっかりつけてしまうソーキングを行う。この株はソーキングの方が調子がいいのでもっぱらそちらで育てている。夜の0時くらいに風呂桶に水を張り、朝7時にそこから出す。あまり長いとしなしなになってなかなか回復しない。
月に何度かとは言え、植物を風呂に入れるのは変な感じだ。朝になるとものすごく元気になっていて嬉しい。このカプト・メデューサはかなり大株で現在花盛り。黄色と紫と赤の花を何本か出して南国気分を盛り上げてくれる。
学名 Tillandsia caput-medusae
学名 チランジア カプトメデューサエ
パイナップル科(ブロメリア科) Bromeliaceae
原産地 中南米熱帯 熱帯アメリカ~アルゼンチン